2007年11月7日にリリースされた、フジファブリックの「若者のすべて」というシングル曲。
発売から17年経っているが、今でも色々な人がカバーをし愛されている曲だ。
私もとっても好きな曲。
カバーされている曲で、初めてこの曲を知りましたという人も少なくない。
実際、私もその一人です。
素敵なカバーに出会って、知らずにいた名曲を知る事ができました。
最近また、お気に入りのカバーに出会って「若者のすべて熱」が再燃しているところ(笑)
今日は、フジファブリックの「若者のすべて」について書きたいと思います。
若者のすべてはなぜこんなにもカバーされ愛されているのか
「若者のすべて」は、フジファブリックの10枚目のシングル曲。
夏の終わりの情景と、若者特有のあのなんとも言えない感情の切なさダブルパンチで、なーんか胸がキュッとする。
「なんとも言えない感じ」なのに、しっかりと歌にあらわれているのが、本当になんとも言えず良いんだよなー(笑)
正直私が「若者のすべて」を知ったのは、発売されて何年も経ってから。
たぶんここ5~6年くらいの事かな。
フジファブリックのボーカルである志村正彦さんは、2009年12月に29歳の若さで急逝している。
当時の私は、フジファブリックの名前は知っている程度の認識だったが、その若さの訃報にとても驚いた。
私のようにあまり知らなかった人に対しても、驚きと共にバンドを認識した一報だったと思う。
その後色々なアーティストに、「若者のすべて」はカバーされた。
この事で、今までフジファブリック自体を知らなかった人たちも、曲を耳にする機会が増えた。
不思議なもので、同じ曲でも「歌っている人・声」が違うだけで全然別の人に届いたり、逆に届かなかったりする事がある。
この現象、実は私によくある話。
まったく興味のなかった曲を、歌のうまい友達がカラオケで歌っているのを聴いたら、急にハマって良さに気付くとかね。
今までまったく興味がなくても、自分の好きな人・声でカバーされていると、急に素直に耳に入ってくる。
こうやって、普通に過ごしていたらフジファブリックにふれる機会がなかったかもしれない人にも、「若者のすべて」が広がっていったのかなと思う。
それはカバーする側にとっても、同じ事が言えるのかもしれない。
色々な方向から曲が伝わり、最終的に幅広い人たちからカバーされるようになって、たくさんの人たちに届くようになった曲なのかな。
【若者のすべてとの出会い】マッキーが歌うカバー
私が初めて「若者のすべて」に出会ったのは、マッキーこと槇原敬之さんのカバーがきっかけ。
偶然見た音楽番組…たしか「SONGS」だったかな?
ゲストがマッキーで、3曲ほどマッキーが好きな曲って感じで紹介して、カバーして歌うような内容だった気がする。
その中の1曲が、フジファブリックの「若者のすべて」だった。
そのマッキーのカバーがめっちゃ良くて、繰り返し聴いたのが始まり。
どういう経緯か忘れたけど、なぜか番組を録画していたんだよね。
だからめっちゃリピートしてた。
そこから「若者のすべて」がたくさんのミュージシャンにカバーされている事を知って、色々なカバーを聴いたな。
そんな感じで、ひょんな事から「好きな歌」になった「若者のすべて」でした。
【若者のすべて熱再び】森三中大島さん&こがけん
そして先日、とある方々のカバーを耳にする。
お笑いトリオ「森三中」の大島さんのYouTubeチャンネルにアップされた、大島さん&こがけんさんが歌う「若者のすべて」。
これがまためーっちゃ良かった!
正直私はお笑いに疎いので、こがけんさんは存じ上げていませんでした。
大島さんが歌うまいのは知ってたけど、こがけんさんもめっちゃうまくて!
コーラスアレンジもとても好みで、ほんとすっごい良かった。
めっちゃハマって、何度も繰り返し聴いています。
コメントを見ていると、原曲ファンである人たちの評価もとても良い。
志村さんの事があったし、フジファブリックのファンの人たちにとっては、きっと曲への思い入れって強いよね。
それでも、お二人の歌声に変なクセがないから、聴く人それぞれの「若者のすべて感」を損なわないのかなって思った。
そして丁寧にハーモニーを重ねているのが、聴いていて伝わってくるのも大きいかも。
ハモリって気持ちいいなー。歌いたくなってくる。
ファンの人も、普通の一般リスナーも満足なカバーだと思います!
聴いたことない人はぜひ一度聴いてみてほしいです!